|
|
長い塗装期間を乗り越えやっと塗装ブースから外室へ移動されました、
ここでは心臓部分である配線周りの取り付けがおこなわれます。
この重要な部分を間違えるわけにはいきません、強制的にリアピックアップサウンドを出すのは一番ヘッドよりのミニスイッチですし、3つ並んだミニスイッチを真ん中に立てた上体ではタップとなりシングルコイルサウンドがでます、そして一番後ろのスイッチはピエゾピックアップが作動するように配線がされていきます。 |
|
この作業は複雑なため熟練のクラフトマンでもなかなか難しいところです。
事前にこの様な板に正確な配線をサンプルとして作っておきひとつづつ確認をしながら作業をしていきます。
オレンジ色の物体が見えますがコレはコンデンサーといいキャパシターに抵抗を与える事でトーンの表情を変えていくものです。
これは独特な雰囲気のトーンが出せるオレンジドロップというコンデンサーです。
大きなシルバーの物体はボリュームノブの裏側にあるものでポットといいます、使用しているものはアメリカのCTS社製の500Kのものを使用しております。
世界の高級品モデルにも皆これが使われていますね。 |
このようにしてピックアップが取り付けられたところでファクトリーを旅たちます。
このあと某工房にてDAITA氏のギターをメンテナンスしているギターテクにより本人と同様のセットアップがされていきます。
そのギターテクによるとセットアップの際の一番の指針はG-Lifeというギターの木材や質量などを相対的に把握し、そのギター自体が最高の状態でるイメージを確立することだそうです。
そして人付き合いと同じようにそのギターのその日の雰囲気やコンディションなどをつかみとり少しづつ時間をかけて微妙にセットアップしていくのです。 |
|